ラブライブ!

CGエフェクト出身ということに注目して見る、京極尚彦監督の『ラブライブ!』PVや2期OP演出

『ラブライブ!』2期のOPアニメは、色々な見どころがあると感じています。 まず、東映アニメーションが担当する3DCGは、セルルックもさることながらアニメ作画的なタイミングの付け方に違和感が全然ない。 それに、多分作画部分とタイミング付けをしっかり合…

ウテナファン的な『キャプテン・アース』先行上映第1・2話感想

一週間経ってしまって、関西ではもう本日放送なのですが、第2話までの上映だったし、 放送前ならいけるだろう……という感じでつらつら書いていこうと思います。 『キャプテン・アース』は、榎戸洋司さんが公式ガイドブック*1のインタビューで、 「これまで作…

TVアニメ『ラブライブ!』第12話までからみる視点の置き方と、その劇的さ

せっかくコメントのほうでご要望をいただいたのに、時間のやりくりが下手なため記事が遅れてしまいました。申し訳ありません……。 さて、TVアニメ『ラブライブ!』第12話、もう一波乱あるとは思っていましたが、恐るべき出来でした。 圧縮された展開で穂乃果…

TVアニメ『ラブライブ!』第11話の変化する人間関係、そのずれの描き方

TVアニメ『ラブライブ!』に相変わらず驚かされっぱなしで、とても楽しんで観ています。 第11話は、第3話の反復をみせつつ、さらに大きな期待からの反動を描く展開で、その大胆さがとてもよかったです。 しかし、大胆な構成ながら、実は今回の穂乃果たちのず…

TVアニメ『ラブライブ!』第8話の演出考〜「僕らのLIVE 君とのLIFE」に至る、彼女たちのステップ

『ラブライブ!』第8話が素晴らしい出来だったので、このエピソードの演出の良さと、この作品の良さについて考えていきたいと思います。 まずやっぱり、このエピソードの肝として一番語られているのは「僕らのLIVE 君とのLIFE」のライブシーンですが、しかし…

『ラブライブ!』1〜3話の京極尚彦監督のカメラを動かす演出に注目してみる

『ラブライブ!』、とても面白く観ています。 前回の記事でそのスピーディな展開の圧縮ぶりに注目していたら、あの3話でのライヴの客席。 クラスの数人の団結でしかなかったことを、がらんとした客席で見せる、その視点の置き方自体がとてもツボでした*1。 …

『ラブライブ!』第2話の花田十輝さんの脚本に注目してみる

『ラブライブ!』面白いですね。テンションの高さが飛び抜けてるなあと思わされます。 花田十輝さんの、情報を短時間で見せ時間を圧縮してスピーディに見せる脚本が、その一因として上手く機能しているな、と思わせるものだったので、ちょっと注目して見てい…