新旧プリキュア作画あれこれ

前回の記事に付随したネタです。そのくせ間が開いてしまいましたが……。

前回の記事
[[スイート〜スマイルのある作画パートについて
http://d.hatena.ne.jp/by740/20120410/1334058792]


今回はちょうどTOKYO MXチバテレビで「ふたりはプリキュア Max Heart」と「ふたりはプリキュア」が再放送されているので、そのネタも。



ふたりはプリキュア
第1話後半の戦闘が山田起生さんっぽかった。
丁度必殺技を撃つ前の、敵の飛び道具に攻め立てられるブラックとホワイトの辺りですね。
背動があったり、プリキュア2人のポージングやフォルム、ザケンナーのフォルムとBL影がらしいな、と。
この回の山田起生さんはクレジット的にはOPをメインでやっている形になりますが、
大田和寛さんが「ハートキャッチプリキュア!」での仕事を振り返る際に、バンクとしてクレジットされた回でも
それ以外のパートの原画もされていたことを書かれていたので、同じような形での仕事をされているのでしょう。
山田さんは元々メカ方面のお仕事が多かったようで、ザケンナーのマッシブなプロポーションやBL影のつけ方にそれが出ていますね。

参考
[[大田和寛氏の「ハートキャッチプリキュア!」作画語り
http://togetter.com/li/115304]

スイートプリキュア♪
こちらは前回の濱野裕一さんに続いてもう一人注目しておきたい木曽勇太さんについて。
木曽さんは第2話で一人だけ別枠にクレジットされていたことからパッショナートハーモニーのバンクを描かれているらしい方です。
なかなか良いバンク作画なので結構気になる方で、ちょっとクレジットを追ってみたところ面白かったのが、
第21話のメフィストがネガトーンを呼び出してからしばらくと、第34話のメフィストがネガトーンを呼び出す辺りがどちらも良かったところ。
どちらも結構フォルムで見せようとしてる感じで、後者のメフィストが飛び降りてくる際のエフェクトは若手らしい勢いを感じます。
前者は響と奏の「絶対に許せない!」のところの腕の振り方なんかも面白かったですね。
ついでに第21話のその後メロディとリズムが反撃して必殺技までの流れなんかはスカッシュやエフェクトからし森田岳士さんが担当かな、と。
木曽さんや濱野さんがやっててまだよく分からないのは第36話で、この回は結構入り組んでるんですが、
誰がやってるかハッキリしないパートはメロディ・リズム・ビートのパッショナートハーモニーとそれを破るメフィストのパートですね。
この回は神谷智大さんもいらっしゃいますが、あんまり暴れたフォルムのイメージがないのでこのお二方のほうが可能性があるかな、と。
何にせよその辺りは確信を持てる情報が少ないので、濱野さんや木曽さんに今後も注目という感じです。



スマイルプリキュア!
第11話のアクション作画も良かったですね。
今回は大田和寛さんだそうで。「ハートキャッチ〜」以降参加されていて良い作画を見せてくれることが多い方ですね。

参考(大塚隆史監督のTweet
"@ningyounushi あゝ、そうかもです(笑)あ、11話のアクションありがとうございました!かっけかったです!\(^o^)/"
https://twitter.com/#!/takaswy1981/status/192642571019894784


森田岳士さんとともに初期シリーズの山田起生さんのようなポジションだなあと思っています。
第11話はタンポポアカンベェのミサイルをかわす件が良くて、そこが大田さんのパートだと思いますが、
初見だと森田さんかなと思ってしまったりしました。ミサイルの煙エフェクトからですね。
ただ確かに森田さんの場合もっとフォルムがギザギザかつ平面的になるなと納得もしました。
マーチの着地のカットのパース感と手前のパーツだけ太めの主線、肉感的なデッサンなんかは大田さんらしい良さが出ていますね。


いよいよスマイルの5人がチームプレーが出来るようになってきているアクションの組み方になってきていることもあり、
今作もまた観ていて楽しい画面で良いですね。